何の事業をするか決まったら次は、その事業の中身をより具体的にしていくことが大切です。
特に決めるべきことは、「何を」「誰に」「どこで」「いくら」この4つを明確化し、コンセプトをしっかり固めていきましょう。
ターゲットを選定する
何を売るかが決まっている場合は、次に決めるのは、それを誰に売るかのターゲットです。この「誰に」を具体的にしていくことがとても大切になっていきます。「大衆向け」でなく「専門家向け」「初心者向け」「高級志向」や「自然派志向」というように、より具体的にターゲットを絞ることで、商品価値を作ることができます。
当ブログは、起業一年目の人の問題解決をコンセプトにしているので、起業初心者向けの方に書いています。このようにコンセプトをしっかりとしておくことで、自分のやるべきことも見えてくるし、相手にも何をやっているのかがわかりやすくなります。
みんなに買って欲しいでなく、「自分の商品を元に誰のどんな問題解決をしてあげることができるのか」これを考え明確化することがビジネスやる上でとても大切になってきます。
商品の提供場所や方法を決める
次に「どこで」を固めていきましょう。ここでポイントとなるのが、ターゲットに相応しい提供場所と方法であるか、経費を削減できるアイディアはあるか。この2点です。
ターゲットに相応しい提供場所と方法
例えば、若者向けのブランド店を出店しようと思った時に、若者のイメージがあまりない巣鴨に出店するよりも若者が集まる街渋谷に出店した方が、ターゲットへのリーチは強くなります。ただ、今の時代SNSなどのネットが普及したためブランディング次第では、うまくいく可能性もあります。このように自分のターゲットにしたお客さんは、どのような場所に行き、どのようなことに関心を持って、どのようなライフスタイルをしているかなどを逆算した上で提供場所や方法を考えることがとても重要になっていきます。
経費を削減できるアイディアはあるか
何かをやると必ず経費は、かかってきます。そこで、自分のやることで他に何ができるかを考え、収入の柱を増やしていくのも大切です。
例えば、私の場合だと、ブログを執筆してアフィリエイト収入を得ながらブログの制作代行やブログ制作したい人の為の講座などもやっています。
このように自分のやっていることは、視野を広げることで、収入を上げることができます。一つの経営資源を通し、複数の経営をすることで、経営に余裕を持つことができるようになります。
※経営資源→モノだけでなく人やお金、時間も大切な経営資源である
重要!価格設定のやり方
商品やサービスの値段を下げるのは、簡単ですが、逆に上げるのは、難しいので、価格設定は、慎重に行うことが大切です。
当初10000円で販売しようと思っていたけど、売れないから8000円にして5000円にして1000円にしてとやっていたら、事業は、失敗します。
当初設定した金額で売れない場合は、「ターゲット」「商品」「提供方法」に原因があります。この原因を改善しない限り、値段を下げたところで売れません。このことを理解し、自分が決めてきた商品コンセプトを元に金額の設定をしていきましょう。
そして、なかなかうまく売れない場合は、値下げをするのでなく「ターゲット」が間違っていないか「ターゲット」への提案の仕方が間違っていないか「ターゲット」への認知が足りていないのではないか「ターゲット」への提供方法が間違っていないかなど根本の見直しをしてみましょう。
売り手志向(4P)から顧客志向(4C)へ
ビジネスに重要なのは、自分の売りたいという気持ちでなく、相手が買いたいと思ってくれる気持ちです。つまり、どれだけ相手目線になって物事を考えれるかがビジネス成功に繋がっていきます。そこで、重要なのが、売り手志向(4P)から顧客志向(4C)に考え方を切り替えていくことです。
売り手志向の4Pとは
- Product(商品)→製品を企画販売する
- Price(価格)→コストだけでなく需要・製品特性・流通ルートなどにより決定する
- Place(流通)→販売チャンネル(直売か代理店販売か)を選ぶ
- Promotion(販売促進)→広告や宣伝をする
顧客志向の4Cとは
- Customer Value(顧客価値)→購買層を明確にする
- Cost(コスト戦略)→運営コストを見直し、業務を効率的に行う
- Convenience(利便性)→顧客の利便性という観点から流通経路や店舗の立地を考える
- Communication(コミュニケーション)→顧客との相互理解を追求するためにホームページやメルマガ、ブログ、ツイッター、Facebook、LINEなどを活用する
4P→4Cへの切り替え
- Product(商品)→ Customer Value(顧客価値)
- Price(価格)→ Cost(コスト戦略)
- Place(流通)→ Convenience(利便性)
- Promotion(販売促進)→ Communication(コミュニケーション)
商品の先には、いつもお客さんがいます。そのお客さんに寄り添う気持ちが成功への近道です。